SM7XQZ
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2007年 07月 14日
今回の旅も今日で終わりとなり、明日朝の飛行機で日本へ帰国する。バーゼルでの無線はあきらめたはずであったが、最後に思わぬチャンスが巡ってきた。私に同行していたXYLが、「今日の午後はひとりでゆっくりと買い物がしたい」と言い出したのである。私は即座に彼女をバーゼル旧市街のド真中に置き去りにし、急いでホテルへと帰った。 14:45頃からアンテナ作業を開始しようとしたが、ホテルの中庭に花壇の世話をしているオジさんがいた。怪しげなアンテナを見て不審に思われてはまずいと思い、「これ、無線のアンテナで怪しいものじゃないから」と声をかけると、「ああ、そうかい」とあっけなく問題は解決した。 15:05からワッチをスタートすると、いきなり強力なシグナルが59で飛び込んできた。50.149.50と50.150.50に2局がSSBでQRVしており、互いのQRMでグチャグチャの状態で、コールサインがわからない。それでも、それぞれのロケーターはJN11とJM19とコピーできた。どうやらEAの東海岸がEsで入感しているようだ。Esならば打ち上げ角も高く、箱庭に囲まれたアンテナでも何とかなるかもしれない。タイミングを見計らってコールしようと構えていたが、数分後に両局は同時に一瞬にして消えてしまった。 それでもあきらめずにワッチを続けると、さらに数分後にEA3AYQのCQが聞こえ始めた。この局のロケーターもJN11でEAの東海岸だ。バーゼルのローカルのHB9RLWがコールしてQSOする(MP3音声)のが聞こえてきた。私もコールすること数回、見事にピックアップされ55/57のレポートを交換した。最後に「Adios!」と挨拶すると「Adios, amigo!」と返ってきた。 さらにダイヤルを回すと、今度はEA5/GD0MDAのシグナル(MP3音声)を捕まえた。彼のロケーターはIM98。Esが少し南へ移動したようだ。EA5/GD0MDAは51-59という非常に強いQSBを伴っていたため、なかなかコールするタイミングがつかめない。QSBのピークで数回呼んでみたが、最後まで私のコールは彼には届かなかった。 次に捕らえた獲物はEA3EAN(MP3音声)であった。彼のシグナルにも強いQSBがあり、しかも、ピークでも55にしかならなかった。ロケーターはJN11と言っていたが、この地域とのパスは既にコンディションが落ち始めているようだ。QSBのピークで1回コールしたが、すぐに落ち込んでしまい、そのまま彼は帰らぬ人となった。 QRVを始めて1時間ほど経った16:00頃にはバンドは完全に静まり返ってしまい。全くお手上げの状態となった。Gwは期待できないことはわかっていても、他に何もすることがないので、ローカル局狙いで散発的にCQを出してみた。しかし、結果は予想通りであった。17:00すぎにHB9/SM7XQZは最終的にQRTとし、機材一式の撤収を開始した。4年前と同様、どこか消化不良の感が残る最後であった。 #
by sm7xqz
| 2007-07-14 22:01
| 2007 HB9/SM7XQZ
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