SM7XQZ 2007

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SM7XQZの運用記
SM7XQZ
 1981年にJG2GSY開局。約10年のQRT後、スウェーデン留学中の2001年にSM7XQZ開局。50 MHzにて数々のmagicを経験する。50MHzとCWを愛するアパマンハム。

 2002年、2003年のSM7XQZ運用記は、JN1BPM鈴木先生のホームページのスペースをお借りして公開中。こちらもぜひご覧下さい。2007年は、こちら(このブログ)。
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2007.07.04 (Wed) ~ スイスへ

c0132462_021138.gif 中部国際空港からドイツ・フランクフルト経由でスイス・ジュネーブへと向かう。最終目的地に到着する前に、経由地のフランクフルト空港で早くもトラブルが発生した。現在(2007年7月)、テロに対する警戒レベルは最大限に上がっており、どの空港でも機内に持ち込む手荷物の検査にかなりの時間が費やされていた。無線設備一式が輸送途中に破損するのをを避けるため、私はそれらを常に手荷物の中に入れている。今まで何度も手荷物検査で引っかかった経験があり、対処の仕方については百戦錬磨であると自負していた。ところが、今回だけは少し勝手が違った。

 ジュネーブ便の手荷物検査の列に並ぶことしばし、自分の番がやってきた。X線装置に大きなカバンを乗せると、前の方にいる検査官のオネエちゃんが「コンピューターは入っていますか」と聞いた。「コンピューターはないが、無線機が入っています」、「コンピューターよりも怪しく見えるかもしれません」、とジョークを飛ばすと、オネエちゃんから白い歯がこぼれた。金属探知機をくぐって自分のカバンが出てくるのを待っていると、そこにはX線装置を真剣な表情で見つめる気難しそうなオヤジの姿があった。予想通り、オヤジの目は私の無線機に釘付けとなった、そこで、先に「それは無線機です」、「どうぞ、カバンを開けて頂いて結構です」と、非常に丁寧な表現で話しかけた。すると、オヤジは私の言葉を完全に無視しながらX線の画面を拡大して、身を乗り出すように画面に食い入った。私は丁寧にもう一度言った、「どうぞ、カバンを開けて頂いて結構です」。するとオヤジは非常に不機嫌そうな顔をして、「なぜお前はそんなにナーバスなんだ?」と言うではないか。これは今までにないパターンである。「別にナーバスでも何でもないですよ」と答えると、オヤジはたたみかけるように「俺が何も聞いていないのに、なぜお前は先に答えようとするんだ?」とけんか腰に聞いてきた。私も負けじと「私の無線機はどの空港の手荷物検査でも毎回引っかかります」、「どうぞ、カバンを開けて頂いて結構です」と3度目に言った瞬間、オヤジは真っ赤な顔をして「開けろ!!」と怒鳴った。しかも私の顔を指差して。「そういうことか」、私はすべてを理解した。西洋人にはこの種の人間が少なからずいる。このオヤジは私のリグやアンテナが怪しいと思ったのではない。私がその場の会話の主導権を握り、オヤジより先に話をしたことが気に入らなかっただけである。つまり、手荷物検査場で最も権限のある立場にある彼にとって、手荷物を開けるか開けないかは彼が判断することであり、乗客の私に何か言われる筋合いはないという訳だ。私はX線装置のすぐ横のテーブルの上でカバンを開けることになった。先ほどとは別の奇麗なオネエちゃんが検査に立ち会った。私は、隣にいるオヤジにも聞こえるようにわざと大声で、「これはアンテナ」、「これは無線機」、「これは、、、、」、とひとつずつ説明していった。その間、オヤジは私のことなど全く無視である。「結構です」オネエちゃんの一言を聞いて、私は無線設備一式とともに機上の人となった。

 シートベルトを絞めた頃から、検査官のオヤジの態度に対して少しずつ腹が立ってきた。「あなたこそ、なぜそんなにナーバスなんですか?」とでも言い返てやれば良かったと考えたが、そんなことをしていれば、よけい話がややこしくなっていたであろう(笑)。

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Geneveの観光名所レマン湖の噴水


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# by sm7xqz | 2007-07-04 21:55 | 2007 HB9/SM7XQZ