SM7XQZ 2007

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SM7XQZの運用記
SM7XQZ
 1981年にJG2GSY開局。約10年のQRT後、スウェーデン留学中の2001年にSM7XQZ開局。50 MHzにて数々のmagicを経験する。50MHzとCWを愛するアパマンハム。

 2002年、2003年のSM7XQZ運用記は、JN1BPM鈴木先生のホームページのスペースをお借りして公開中。こちらもぜひご覧下さい。2007年は、こちら(このブログ)。
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2007.07.07 (Sat) ~ Is this real ??

 今日は昼過ぎに1時間ほど学会場で人に会う用事があるが、それ以外は全くフリーの1日だ。

 朝食後、部屋に戻り窓を開けると、空には雲ひとつなく、アルプスの雄大な山並みが奇麗に見えていた。「今日はEs日和だ!」と喜んでリグとアンテナをセットし、09:40頃からワッチを始めた。

c0132462_2237273.jpg ところがバンドは全くオープンしておらず、10:30に一瞬だけ31-41で入感したフランス語を聞いただけであった。バンドが開く事を信じ、散発的にCWで何度もCQを出続けた。20数回目のCQを打ち終わりスタンバイした直後、10:35にガツンと強烈なシグナルがフルスケールで飛び込んできた。HB9DNGからのコールであった。やはりロケーターはJN36、ジュネーブの超ローカルに違いない。この局とのラバースタンプQSOを終えたところで、ちょうど学会場へ行く時間となり、一旦QRTとなった。

 ホテルへ戻ったのは14:30頃。急いで準備をしてワッチを再開すると、50.093でCWのシグナルが聞こえている。419-559で周期の長いQSBを伴っていて最初はコールサインがわからなかったが、QSBのピークでコピーした瞬間、私は思わず我が耳を疑った。それはK1TOLのCQであった。「おお、Esのマルチホップ(SSSP?)で北米が入感している!腰を抜かさんばかりに感動した私が取った次の行動は、今から思えば信じ難いものであった。まず、K1TOLのCQを録音(MP3音声)し、その録音を何度も再生して、ミスコピーでないことを確認した。「どうせFT-817 (5W) + DPではコールしても届かないだろう」と最初からあきらめモードで、録音できただけで満足してしまったのである。

c0132462_17401410.jpg しかし、「まあ、一応コールしてみるか」という軽い乗りでパドルに手をかけた次の瞬間、「SM7XQZ, UR 419 BK」と一発で応答があったではないか。私は久しぶりに熱いものが体の中からこみ上げてくるのを自覚した。慎重に「DE HB9/SM7XQZ, UR 559 BK」と送ると、「HB9/SM7XQZ CFM」と返ってきた。きっと相手の設備に助けられたのだろう(注)。しかし、私のショボい電波は確かに大西洋を越えた。「Is this real ??」私は思わず英語で叫んでしまった。(国際学会に来ているので、頭の中は常に英語モードになっている。)

 震える手でさらにダイヤルを回すと、バンドの下の方でSV1DH(MP3音声)が「CQ NA」を、IT9TYR(MP3音声)が「DX」を連呼しているのが聞こえた。彼らは599で入感しており、南部EUとHB9の間でEsが開いているようだ。彼らはW各局と次々にQSOしていくが、私には相手のシグナルは全く聞こえない。「それが普通だよ!」と思いながら、先ほどのK1TOLをもう一度探してみたが、既にそこには彼の姿はなかった。HB9とは10分ほどのオープンだったようだ。

 さらにワッチを続けると、バンドの中程(DX window外)でIZ7FLSのCQ(MP3音声)が51-53で聞こえてきた。彼はEU内とEsでQSOしており、DL, EA, UR各局に応答しているが、またしても私には相手の局は聞こえなかった。

 15:30頃になると一旦バンドは静かになってしまい、今日の祭りはお開きかと思われた。ところが、15:41、再びバンドの下の方で騒ぎが巻き起こった。I0WTD(MP3音声)がW各局とQSOしていたのである。しばらくするとF8DBF(MP3音声)の「CQ DX」が聞こえ始め、SV1DHの「CQ NA」も強力に復活した。しかし、残念かな、私には何も聞こえない。仕方なくバンドの上の方に行ってみると、EU内の各局とQSOするIT9PKO(MP3音声)を発見。59で入感しているが、ビーム方向はホテルの建物の真裏である(窓は北西方向、Iは南東方向)。何回かコールしたがかすりもしないので、早々にあきらめてワッチに徹していた。すると、IT9PKOをコールするLA0HZのシグナル(MP3音声)が突然59で飛び込んできた。「Esが北向きにも開いた!」喜び勇んでCQを連呼してみたが、引っかかる獲物はなく、ただ時間だけが過ぎていく。その後、北部EUからのシグナルは全く入感しなかった。「北へのオープンはあの一瞬だけだったんだ」そう自分に言い聞かせて、今日はQRTとした。

(注)帰国後、qrz.comでK1TOLのアンテナの写真を見て、私はド肝を抜かれた。あのQSOは99%彼の設備に助けられたと言っても過言ではないであろう。

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アルプスの山々


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by sm7xqz | 2007-07-07 21:59 | 2007 HB9/SM7XQZ